タイ料理の中のヌードルと言えばクアイティアオ 。
米からできた麺料理です。
実はこのクィッティアオには、様々な組み合わせから成り立っているんです。
そこで、自分好みのクィティアオ料理にするために、麺とスープ、具や注文方法を徹底解説します!
クイティアオとは
クアイティアオ ก๋วยเตี๋ยว とは、米を原料に作られた麺で、タイに限らず東南アジア圏でよく食べられています。
タイ以外で有名なのはベトナムのフォーですね。
ひと口にクィティアオと言っても、種類があります。
クエイティアオは大きく分けて
スープの種類
麺の種類
具の種類
の組み合わせによってできています。
これらを自分の好きなものでオーダーするんですね。
逆に、自分で指定しないと、お店の人に「麺はどうする?」などと聞かれます。
クィッティアオのスープの種類
クィッティアオは米麺のことですが、食べ方も色々。
中でもスープの種類はいくつかあるので、その中でも主流なものをご紹介します。
クイティアオ・ナームサイ
![クイティアオ・ナームサイ](https://thaidaisuki.com/wp-content/uploads/2019/12/kuithiaonamsai-2.jpg)
クィッティアオ・ナームサイ ก๋วยเตี๋ยวน้ำใส のナームサイとは、透明のスープという意味。
その名の通り、透き通ったスープが出てきます。
味は特にクセもなく、もっとも万人ウケするであろう、シンプルな味です。
クイティアオ・ナームコン
クアイティアオ・ナームコン ก๋วยเตี๋ยวน้ำข้น のナームコンとは、濃厚なスープ と言う意味。
(と言うと語弊がありますが、この場合は透き通っていない色付きの、という感じの意味になります。)
濃い茶色のスープで、八角などのスパイスと一緒に煮込んでいるので、独特の風味があります。
これは好みの分かれるところですね。
クィティアオ・トムヤム
クエイティアオ・トムヤム ก๋วยเตี๋ยวต้มยำ のトムヤムとは、ご存知トムヤムクンのトムヤム。
酸味と辛味の混ざったスープです。
![クイティアオ・トムヤム](https://thaidaisuki.com/wp-content/uploads/2019/12/kuithiaotomyam.jpg)
お店によっては、普通のナームサイのスープに、チリペーストのプリックパオと砕いたピーナッツを入れただけのところもあります。
クイティアオ・ナームトック
クイティアオナームトック ก๋วยเตี๋ยวน้ำตก は豚の血が混ざったスープです。
いかにも血が混ざった、赤黒い色をしています。
![クィティアオ・ナームトック](https://thaidaisuki.com/wp-content/uploads/2019/12/kuithiaonamutok.jpg)
味自体に強いクセはありませんが、苦手な人はいるかと思います。
私は個人的にはかなり好きで、頻繁に食べています。
ナームトックとは、滝という意味で、味とは関係ありません。
クィティアオ・ヘーン
クアイティアオ・ヘーン ก๋วยเตี๋ยวแห้ง とは、乾いた麺と言う意味。
つまり、スープの無い麺だけの料理ですね。
スープ無しでどうやって食べるの?と思いますが、具と、調味料を混ぜ合わせて食べます。
お店によってはスープを別で出してくれることも。
ガオラオ
ガオラオ เกาเหลา とは、麺の無いスープのみの状態のもの。
麺では無いのでこのページに入れるかどうか迷いましたが、 一応仲間に入れておきます。
![ガオラオ](https://thaidaisuki.com/wp-content/uploads/2019/12/kaolao.jpg)
ご飯と一緒に食べます。もちろんガオラオだけ食べてもいいです。
クィティアオ屋で頼むこともできますが、屋台ではガオラオ専門店もあります。
クイティアオの麺の種類
クアイティアオを注文するときは、自分の食べたい麺の種類も指定します。
指定しなければお店の人に聞かれますし、聞かれない場合はお店の人が勝手に選んでしまうことも。
なので、クイティアオを食べに行くのに麺の種類のタイ語は必須です。
センミー เส้นหมี่
センミー เส้นหมี่ は、極細の麺です。いわゆるビーフンですね。
小麦粉が原料の黄色い中華麺バミー บะหมี่と区別するために、白いという単語を付けてミーカーオ หมี่ขาว と言うこともあります。
乾燥の状態と、生の状態で売られています。
センレック เส้นเล็ก
センレック เส้นเล็ก は小さい麺という意味で、5ミリ弱の麺。
パッタイに使う麺はこのセンレックです。
乾燥の状態で売られています。
センヤイ เส้นใหญ่
大きい麺という意味のセンヤイ เส้นใหญ่ 。
その名の通り3~4センチくらいの太さがあります。
他の2つの麺とは全く違う、もっちりとした食感です。
生の状態で売っています。
クイティアオ以外では、この麺を黒醤油で炒めたパットシーユーと言う料理もあります。
バミー บะหมี่
バミー บะหมี่ は小麦粉が原料の中華麺なので、お米が原料のクイティアオの麺とは全く違います。
クアイティアオ屋とは別に、 バミーはバミーのお店があります。
![バミー](https://thaidaisuki.com/wp-content/uploads/2019/12/bamii-2.jpg)
本来ならこの一覧に入れるべきではないかもですが、クイティアオにバミーを置いてあることも多く、注文すればバミーで作ってくれることも多いので、入れておきました。
店頭のショーケースに、黄色い麺が見えたら注文できます。
極細クイティアオ麺のミーカーオ หมี่ขาว と区別するため、 ミールワン หมี่เหลือง と呼ぶこともあります。
クイティアオの具の種類
クエイティアオのスープと麺の種類が分かったら、後は具を選ぶだけ。
お店によっては豚肉一択のこともありますし、レバー含む内臓だったり、様々です。
例えばカオマンガイを出してるお店なら、カオマンガイのチキンを入れてくれることもあります。
殆どの場合はお肉類ですので、クエイティアオの代表的な具をご紹介します。
- 豚肉 หมู(ムー)
- チャーシュー หมูแดง (ムー・デーン)
- 内臓(モツ) เครื่องใน (クルアン・ナイ)
- 牛肉 วัว(ウア)
- アヒル肉 เป็ด(ペット)
- 鶏肉 ไก่(ガイ)
これら以外に、野菜ともやし、ルークチン ลูกชิ้น という蒲鉾ボールのような具が乗ってくることが多いです。
もちろん、お肉類無しで、野菜無しで、と注文しても大丈夫です。
クイティアオの注文方法 まとめ
このルールが分かれば、自由自在に注文することができます。
クエイティアオを自分の好みで注文できるととっても便利です。
お店によって味も全然違うので、お気に入りのお店を見付けるといいですね。